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2005年1月号 「おぉ!」 2005年enaワシントンDCのご紹介

■enaの「おぉっ!」 その1   『進化する、2年目の低学年コース』  

小1から小3のコースを開設しています。開講科目は算数と国語。クラス開講コンセプトは「受験・進学を意識した早期英才教育」です。    

 昨年度から低学年のコースを開講しました。小1と小2はenaオリジナル教材+様々なプリント教材を使用して「受験・進学を意識した早期英才教育の実現」を目指しています。先取り・反復練習・中学入試の問題を低学年用にアレンジして演習してみる・などなど。手探りの1年でしたが、実りは大きいものがありました。新年度はこれを土台にして、更に充実したカリキュラムにしていきます。少人数制クラスの良さは、在籍生徒の学力によって多少の軌道修正が可能なこと。その利点を最大限に生かし、子供たちの可能性を最大限に引き伸ばしたい。それが小1・小2の課題です。
 小3は、もともと四谷大塚予習シリーズのスタート学年になっています。中学受験界ではおなじみの「予習シリーズ」は小3から開始となってしまったのです。この事実から、enaでも「小3を受験指導の出発点」としました。これまでの「小4で講義形式の授業に慣れ、小5から本格的な受験勉強」というスタイルが1年早まったということです。これに乗り遅れてはいけません。首都圏にご帰国されるのであれば、この事実はしっかり認識しておくべきです。
 「そんな難しいことをやっても。。。」「そんなに先のことばかりやっても。。。」「基本だけで良いから。。。」というお考えのご家庭には、ハッキリと申し上げています。つまり、ご遠慮いただいております。勉強に「早すぎるスタート」はありません。目標を定め、一歩一歩着実に歩いていく。それが受験の王道であり、低学年の子供たちに見せておきたいことです。板書の仕方、プリントのこなし方、大量にかされた暗記物の処理方法など、小4からの本格的受験体制に欠かせない事柄を、早い時期から体験的に身につけてしまおうというのが低学年コースの狙いです。
 進学をまじめに考えるご家庭のための、英才教室の一つとお考え下さい。経験豊かなスタッフが責任持って、お子様をお預かりします。ご期待下さい。  

     

■enaの「おぉっ!」 その2    『小4〜小6の本科は2クラス』

小4から小6の本科コースは、同一日に2クラス編成。これにより定期的なクラス替えが行われ、成績向上に対するモチベーションを高めることが可能になっています。    

 「競争」=「悪者」、「偏差値」=「悪者」という価値基準のご家庭は、enaの門をたたくべきではありません。それらの本当の姿が何か、勉強されてからいらしてください。「あくまでも自分のペースで勉強することが望ましい」と思われているご家庭にも、enaのことはご理解いただけないかも知れません。ご遠慮いただいた方が、お互いに不幸にならずにすみます。
 さて、私たちが考えるところの、受験は競争です。巷に流行っている「絶対評価」の考え方だけでは、合格通知は届きません。そうなると「自分のペース」ということでは不安が募ります。相手があっての競争ですからね。ましてや周りが見えなくなりやすい海外生活であらばなおさら「相手」が見えなくなります。現地校のことばかり追いかけていて、日本の勉強・進学のことなど「見て見ぬ振り」をしやすいものです。本来競争が始まっているはずなのに、ノンビリと競争の外にいると思いこんでいる。それに拍車をかけるように「いい加減な噂」が登場する。「あの中学は現地校の成績が良かったら入れる」「補習校に行けば卒業証書代わりのものがもらえる」「補習校って義務教育なんじゃないの?」「この現地校はレベルが高いから受験にも有利だわ」「大丈夫よ、とにかく大丈夫よ!!」などなど、数え上げたらきりがありません。これらがすべて、子供たちを「犠牲者」にする諸悪の根元であることは、この読み物のバックナンバーをお読みいただければご理解いただけていると思います。誤解されている方が、本当に多いんです。これだけ情報網が発達しているにもかかわらず、本当にいまだにいらっしゃるんです。
 子供たちには「抽象論」で説得しても通りません。より具体的な方法で対応しないと、通じません。模擬試験で偏差値60をとり続ける。Aクラスに在籍するためにがんばる。次のクラス分け試験で3番以内に入る。こうした身近な目標を設定してあげることで、やらなければならない量・レベルを明確にしてあげられます。ご褒美を出しても良いじゃないですか。机上の空論ばかりを唱える似非教育者たちは「ご褒美がなければ勉強しないという消極的な子供を育てる」といいますが、そんなことはありません。大人だって、ご褒美なしにボランティアを続けるのはキツイです。大人にもきついことが子供にキツくないはずありません。それを「将来のために」「やらないといずれ困るから」といったような「もっともらしい抽象的な表現」で「ごまかそう」とするから、子供たちは適当にしか勉強できないのです。志望校にしても同じ。ピンと来ない学校を志望校にしても、やる気など起きません。雲の上のレベルにある学校を第一志望にしたところで、子供たちが捻り鉢巻きをしめるはずありません。
 決して「点取り虫」を育てるということではありません。きちんと準備をし、やるべき事をやる。それが結果となって現れる。理路整然とした世界を見せてあげるだけです。このことは先人の務めであると、私は思います。
 まだまだ大人の導きが必要な小学生だからこそ、様々なところで刺激を与え、知的好奇心をふくらませたい。きめ細やかな指導を、一人でも多くの生徒に提供したい。そんな思いから、特に知的好奇心のがふくらんでいく小4から小6のクラスを2クラス化しています。        

 

■enaの「おぉっ!」 その3      『中学生クラスの熟成』

 あくまでも高校受験準備を目標とする生徒のみを対象。当地からの有名難関高校合格実績向上を狙います。    

 もともと当地は首都圏以外に帰国されるご家庭も多くみられます。首都圏以外では帰国生の数は多くはなく、それゆえ帰国生に対する優遇措置は皆無ともいえます。地方であれば、TOP高といわれるのは公立高校の場合がほとんどです。試しに教育委員会等に「高校受験における帰国枠があるか?」とお聞き下さい。たぶん「選考において考慮はするが、具体的な措置はとっていない。個別に対応する。」といわれることが多いはずです。これは裏を返せば「一般の受験生と同じ事を準備しておけ」ということです。公立高校受験では、5教科が主流です。3教科入試は極限られた学校です。
 優遇措置。この言葉を聞くと「現地校の成績が良ければ合格する」というように思うかも知れません。ところが中学入試にしても、高校入試にしても「現地校の成績がストレートAだったら合格させる」とうたっている学校など、一つもないのです。「選考において重要参考資料とする」「多角的に評価する」「学科試験をもとに、一定の割合で加味する」ということが優遇措置といわれるものです。そう。本当は、その程度のことなのです。現代高校入試の「内申点」のようなものです。内申点だけで合格できる学校など、ありません。絶対評価のために学校間格差がありますから、内申点だけでは実力把握が出来ません。だから「推薦試験」が用意されているわけです。アメリカでも同じ。広いアメリカで現地校の、特に公立高校のレベルなど把握しきれるものではありません。だから統一試験のSATがあり、その点数で客観的学力を把握しようとしているのです。それが一番公平な選考方法だからです。そういったことを無視して、根拠のない噂を鵜呑みにして、現地校のことを闇雲に頑張ったところで入試には何も影響しないばかりか、やるべき事が出来なくなるという最悪の事態も起こりえるわけです。
 日本の英語になれていますか?日本の数学のレベルを維持していますか?国語の勉強は古典まで網羅していますか?公立高校・国立高校希望であるならば、社会(特に日本の地理・歴史)は暗記していますか?日本の理科は?英語だけが、しかも生活会話英語だけができたところで、入試では全く歯が立ちません。下位校に合格したいわけではないでしょう?
 私たちが進学塾として看板を掲げている以上、成績向上・志望校合格にはこだわりを持ちたい。第一志望校絶対合格主義を貫きたい。この校舎を日本の難関高校合格実績上位校舎と互角に戦える校舎にしたい。それが私たちの目標であり、子供たちに接する際の基本姿勢なのです。ですから「受験を希望する生徒のみを対象」としているのです。
 こうしたことから、昨年以来、様々な軌道修正をはかってきました。例えば教材については先取りの部分を強化しました。担任が、その年度の生徒たちの様子を見ながら、進める年度にはどんどん先に進んでいける環境を整えました。早ければ中2の終わりあたりから、遅くても中3の5月あたりからは、受験問題ばかりといていくことになるでしょう。それだけ「進学塾」になりきっていきます。
 低学年のコースを導入したために「受験指導が手薄になったのでは?」「中学生は1クラスになってしまい、フォローが薄くなったのでは?」という噂があるようですが、いやいやトンデモナイ。ena中学部も、ますます「塾」しています。
 力がある生徒たちのための、難関校受験準備のための塾。進学塾の、本来あるべき姿。新年度の中学部も、「熱い」です。      

 

■enaの「おぉっ!」 その4   『小学生の受験クラスのさらなる改革』

真剣に受験準備を考える生徒たちを応援したい。もっと塾で勉強したい。帰国枠に限らず、更に応用力に磨きをかけたい。そんな子どもたちのために本科授業と相乗効果をはかる履修方法に変更し、さらに授業時間を延ばしましたました。NYやLAと同じシステムです。    

 現代社会において、海外にいるから日本の勉強から遅れてしまったなどと言い訳することはできません。有名難関校に合格する生徒は、海外にいても早い段階からきちんと準備しています。情報通信網の発達でその準備が可能になりました。それは帰国生を多く受け入れる学校の先生方はご存じです。「だから成績順に合格させるしかないんですよ」と多くの先生方が口をそろえます。
 そうなると、日本の受験生のことをもっと真剣に見つめなければなりません。何故「慶應普通部」が帰国枠を廃止したのでしょうか。何故「日本女子大付属」が入試日を2月1日にしたのでしょうか。何故「聖光学院」の帰国枠の算数・国語は一般入試レベルと大差ないのでしょうか。何故「湘南白百合」の帰国枠入試は数年前の問題を使い回しするのでしょうか。もっともっと、真剣に中学受験対策をしていかなければならない時代が来たと、私は思います。海外からでも一般受験を希望する受験生が増えるかも知れません。上位難関校のみを狙う、上位指向が定着しています。
 これらのことを踏まえ、国内の進学塾の基準授業時間である90分授業を選抜授業に設定することになりました。選抜クラスは金曜の授業ですので、場合によっては居残り勉強も容易にできると思われます。DC校からの難関校合格実績を着実に伸ばすために、選抜クラスをより熱くします。ご期待下さい。(ただし選抜科には入室試験があります。基準点に満たない場合は、本科クラスに在籍していただきます。その後、再クラス編成試験で基準点以上になった場合、選抜クラスを追加履修していただきます。個別授業でのフォローも可能です。)    

 

真剣に進学を考える子供たちを全力で応援したい。開校当時から、私たちが抱き続けている気持ちの一つです。日本への進学をお考えであれば、是非、私どもにお任せ下さい。

今年もenaに、ご期待下さい。

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