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2005年9月号 「証言」

■卒業生たちの声は宝■

 経験者の貴重な言葉。成功談だけではなく、失敗談も。巷にあふれる、無責任な、いい加減なアドバイスをひっくり返してくれる大切な一言。彼らの存在無くして、今の私はあり得ません。今、enaワシントンDCで実践されていることは、ほとんど彼らが育ててくれたもの。彼らが残していってくれたものを、上手に使って欲しいです。それは、彼らの望みでもあるのだから。  

 

■復習ノートで鍛えられましたヨ■  現在某国立中学に通うA君  

 それまでは、ただ問題を解くだけだったというA君。どちらかというと「一度解いてしまったら、新鮮みがないじゃんか」とさえ思っていたそうだ。それが「あるとき、何度もやり直すってことが、いかに大切かって分かったんです。」彼のやり方は徹底していた。間違えたところだけを、問題・解答解説も写した「ミスノート」なるものまで作り、更にそこに「こうしたから間違えた」という自己分析メモまで書きまとめた。「最初は時間がかかっていましたけれど、慣れたらそうでもなかった。」今までの勉強方法がその場しのぎでしかなく、やったことが血肉になっていなかったことが身をもって分かったという。と、その出来事とは何だったのだろう?それだけは話してくれなかったが。。。  

 

■今月は、ってやり方もアリでしょ■ 国立T大学医学部在籍中のB君  

 あえて帰国枠を使わず、一般で難関国立高校に進学したB君。彼の勉強方法はユニークだった。「例えば今月は数学を極めたいって思ったら、数学ばっかり勉強した訳なんです」一日に数科目勉強することは良いこととされる受験勉強法だが、全く逆をいったわけだ。「気持ち的にね、『やりたい』って意識が強ければ、集中できるって事だと思うんです。」確かに彼の集中力はハンパじゃなかった。例えばそれは遊びにもいえて、ビデオゲームに熱中する息子を見て、母親は怖くなったともいう。笑えるような、笑えないような。  

 

■3回は繰り返さないとネ■ 某国立G高校出身のCさん  

 彼女のいうことは世間一般でいわれる事と同じだ。繰り返すことが大切だ、ということだ。「やっぱり1回目は時間がかかるし、かみ砕こうとするから大事といえば一番大事なんですね」そのため、彼女は解答解説を塾に預けた。「家庭学習のことだって、頼めば協力してくれますよ。塾ですもの。」解答は、決して自分の手元に置かない。既に親が手取り足取り教える年齢でもなかったため、親が保管することもなかった。「苦しんで答えを導き出すことに意味があると思うのです。」そう。解答を持っているだけで安心感を生んでしまう。答えがあるから、そう考えてしまう。それゆえ解法を大切にせず、丸をもらうことだけで終わってしまう。これでは理解さえできないことになる。  

■きつかったからこそ、ですね■ 某K大学付属高に進学したDさん  

 「大学生になって、塾でバイトをするようになって、先生の苦労が少し分かりましたよ」と電話口の向こうで笑う彼女。「諦めちゃダメなんですよね」実は彼女は、決して成績優秀な生徒ではなかった。しかし体育会系のノリだけは本物だった。(聞けば家族全員体育系だったとのこと)「だから、Aクラスでやってみるかといわれたとき、キツイのは承知の上だったんですが、ここでやらなきゃ、と思ったんです。」必死についてきた努力が実って、見事第一志望校合格。毎回毎回怒られてばっかりの彼女ではあったが、合格発表の電話口で思わず涙してしまった私であった。  

 

■夏期講習の教材は使えます■ 某K大学付属中に進学したEさん  

 受験直前の勉強方法とは「より実践的な問題で」というのが通常だが、彼女は違った。「私、やっぱり勉強不足だったんです。人より理解するのが遅いし。」そういう彼女は秋からの勉強も、それまでの「総合問題」「まとめの問題」をやり直した。受験における基礎知識を、確実なものにしていきたいと考えたからだ。「だから、程良くまとまっている教材が必要だったんです。」ということで自宅学習用に彼女が選んだのが、夏期講習で使った教材一式。これを4回はやり直したという。「たぶん受験校のレベルと講習教材のレベルが、たまたピッタリだったんでしょうね。」いやいや、ご謙遜な。  

 

■体力は大事っしょ■ 某大学付属高に進学したF君  

 「受験と関係ないと思わないでくださいよ」開口一番、彼がいった。「例えば日曜特訓とか、受験が連続4日とか、結構しんどい事って多いじゃないですか。」確かにそうだ。首都圏以外であれば受験日の多くが重なり、結果3行程土しか受験できないことになる。しかし東京・神奈川・千葉・埼玉方面に帰国する生徒は、高校受験の場合など10校余りの出願が可能だ。そのうち数校は連続入試日程になる可能性が高い。「でも帰国枠を含めると、そのくらいでしょ?」確かに受験校が2,3校という生徒の方が少ない。「そうなると、精神力と同時に体力もいるわけですよ。」納得。  

 

■ホッカイロは偉大です■ 某難関私立高に進学したGさん  

 アメリカ生活が長かったGさん。「おばあちゃんちが寒かったのを思い出したんです。」日本の家の暖房システムは、最近の家であれば違うだろうが、廊下やトイレは寒い。学校の暖房設備は、貧弱なものが多い。受験者が多い学校だと、受験番号によっては体育館で受験するハメになる。そうなると相当に寒い。「もともと冷え性なんで、着るものには気を付けていたんですけどね」最初の受験で運悪く、体育館での受験となった。「そしたら寒いのなんのって。手がかじかんで、試験が始まってもマトモな字が書けなかったんです」男子によく見られる「ミミズのノタクッタ字」が普段の字である場合、手がかじかめば最悪「アラビア文字以下」となり、ほぼ「判読不可能」になる可能性が高い。「だから2校目からはホッカイロを持参しました」なるほど、これで手を暖めるというわけだ。文明の利器は素晴らしい。利用しない手はない。  

 

■現地校のこともしっかりと■ 現在某アイビーリーグに通うJ君  

 現地校のことで手一杯という生徒がいる。親の都合でアメリカに連れてこられた。何故自分だけ、こんなに苦労させられるのだろう。悶々とする日々が続く。平日は宿題に追われ、日本の勉強は週末に。遊ぶ時間など皆無。言葉の問題は文化の違いに相当する。アメリカ人の誰もが知っているジョークに、笑えない。誰もが口ずさめる童謡を知らない。そういった「非常識人」の状態で過ごす一日は辛く、長い。「でも、そこで文句を言っていたら前に進めないんです。みんなが乗り越えてきた壁ですから。」そういう彼も小4で渡米。それまでの日本国内の生活ではアルファベットさえマトモに知らなかった。「父親は厳しい人で、ボクを進学指導で有名な私立校に入れたんです。」そこにはESLのクラスは無かった。クラスに日本人がいるわけでもなく、学校が率先してフォローしてくれるでもなかった。「上げ膳据え膳」があるのではと期待していたJ君は、自分の力だけで切り抜けるしかなかった。「公立校でキツイと泣き言いっている人は、やっぱり甘えていると思うのです。」ハッキリ言いきるJ君。「現地校だろうが日本の勉強だろうが、やるときにキッチリやれるかどうか、だけでしょ。」まさにおっしゃる通り。  

 

■塾を使わなきゃ損■  当時姉弟で塾通いだった、某私立大学法学部在籍のKさん  

 「家にいる時間より、塾にいた時間の方が長かったかしら」あのころを語るKさん。他の卒業生も皆同じだが、とりわけKさんは塾にいる時間が長かった。「弟が邪魔する訳じゃなかったんですよね、ウチの場合」受験生の中には弟妹によって気が散ってしまうということもある。邪魔、ということではなく誘惑に負けてしまうという感じか。しかしKさんの弟は、同じく受験生。巷でいう高校と中学の「ダブル受験」だった。ということは家の中でも互いに邪魔せず、ということにはならなかったのか。「彼は彼なりの勉強方法があって、自宅学習向きだったんです。でも、私は家ではダラケてしまったんです。」現地校から解放された放課後。家に帰れば借りてきた日本のビデオを見、なんとなくゴロゴロし、無駄な時間を過ごすことが多かったという。受験を意識するようになった頃、彼女は現地校から帰ると、すぐに塾に来ることに決めた。時にはお弁当をふたつ持ってだ。「なぜって、やっぱり勉強面でいえば生きている参考書・問題集が身近にいるわけだから、安心じゃないですか。親も、塾を信頼していたから、任せっきりだったし。」質問だけではなく、進路相談なども気軽に出来る環境が整っていった。海外校舎は、特にこの点において、開放的だ。日本国内の職員室も開放的になったとはいえ、他の生徒の手前、なかなか質問しづらい環境も残っている。それがena海外校舎では、どの生徒も気軽に職員室に来る。「自分にプラスのことをしただけの話です。」ちなみに彼女が受験のために一時帰国するまで、職員室には彼女専用の席が設けられていた。  

 

■模擬試験の効果■ 姉妹で難関校突破のHさん・Iさん姉妹  

 「そりゃ、お金がかかりますからね。無制限とはいきませんけど。」と最初に断りを入れたのはお姉さんのHさんの方。「模擬試験って、特に受験に近づけば、作問側も気合いを入れているわけでしょ?」それはそうだ。その年の流行なども含めて、より実践的な問題を意識するものだ。「だから復習するにしても、本番で使うであろうテクニックが満載というわけです。」と、今度は妹のIさん。海外にいると受験できる模擬試験も限られてしまう。「だからこそ、enaの模試ぐらいは毎回きちんと受け続けるべきだと思います。」受験学年でなくとも、現在の客観的学力を把握するには、相対的位置を確認するには模擬試験を使うしかなかろう。  

 

■噂は噂■  某国立K大に在籍のL君  

 これだけ情報網環境が整えられてきた現代であっても、根も葉もない噂は後を絶たない。誰かが根拠もなく言った一言が、尾ひれが付いて雪だるま化していく。「だからマスター(主人)は塾だけと決めたんです」とL君。「中3の春に日本に帰ることが決まって、帰国後の塾通いも不安だったんです。だから、それをも含めて相談できるenaとの関係は、貴重でした。」問題集や参考書でも、同時に複数を使用すると混乱を来すことがある。コッチの参考書でいっていることと、コッチの参考書に書かれていることが違っているということもあり得る。巷にあふれる受験情報などは、いい加減な情報も多い。例えば「補習校に行って、在学証明を取得しないと受験できない」「帰国したら○○塾に行かないと△△高校には受からない」「海外でもenaだけではなく、家庭教師もつけないと受かる学校はない」などなど例を挙げたらきりがない。不安につけ込んで煽るタイプの噂と、ノホホンとし過ぎた無責任な噂の2タイプ。「今はインターネットを使って、eメールで直接学校に問い合わせることが出来るじゃないですか。分からないことや不安なことは、直接聞けば良いだけの話でしょ。」その通り。きちんと情報収集して、我が家の進路計画を作れば良いだけの話。  

 

■学問に王道は無し、デス■  大学付属校に進学したにもかかわらず国立K大に行ったM君  

 M君の中2時代。国語と数学は偏差値40台をウロウロ。「勉強らしい勉強は、全くと言っていいほどしていませんでした。」中2スタートの2月から塾通いを開始。開始したものの、それまで勉強習慣など全く身に付いてなかったので苦労の連続。遅々として進まなかった。「中2の夏期講習のころ、夜中に突然『これではヤバイ』と思ったんです。」行きたいと思える高校が出来た。その高校の合格偏差値には、10以上も足りない。「そこで国語よりは数学の方が勉強しやすいだろうと思って、塾に相談したんです。」それから彼がやった方法は簡単だ。勉強量を増やしただけ。問題集を1冊ずつ、丁寧にこなしていった。ほぼ毎日質問に来た。「要するに、やらなきゃできないってことですよね。」実はその後の彼も波瀾万丈。せっかく進学した高校も1年生のときに見切りを付け、他大受験を決意。しかも某国立のK大。「現役は最後の最後で遊んでしまいました。敢えなく撃沈。浪人時代はテレビも無し、携帯も無しの『誘惑断ち切って』の生活。徹底的にやりましたよ。その時の気持ちって、ちょうど中2から中3の時と同じでしたね。」

 

  成績が伸びる勉強方法を身に付けること。逆に、今の「成績向上が望めない勉強法」とは早めに手を切ること。卒業生たちの言葉には、共通した何かが見えるようだ。アナタには、彼らの声がどう、響いただろうか。

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