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2001年6月号 「夏の勉強って、どこがポイント?」
□ 小学校4年生
☆この学年、日本では。。。
日本での4年生は知的好奇心の高低で大きく差が出る時期です。漢字にしろ算数の文章題にしろ興味を示す子供はぐんぐん伸びていき、残念なことにそうではない子供はだんだん苦手意識が産まれます。こうしたことによって勉強嫌いが始まるのもこの時期が最初といえます。毎日の勉強習慣を付けられるかどうかが重要な鍵となるでしょう。また中学受験を考えるのであれば、この時期からスタートし、大量の暗記を効率よく行う力を付けるべきです。夏は、それが最も効率よくスタートできる時期ともいえます。
☆現地校に通う、いずれ帰国を考えている生徒は。。。
頭の柔らかい小学生にとって、海外体験は大きな影響力を持ちます。こうした貴重な体験は思考力に幅を持たせてくれます。中学受験を目指す子供にとってはもちろんのこと、受験を考えていない生徒にとっても精神的成長をなす一つの機会になります。現地のサマーキャンプなどには積極的に参加し、今しかできないことをさせてあげることが大切です。これと同時に日本語の力が落ちていくことを防ぐために、読書や日本語で物事を考える習慣も維持させておきましょう。
☆enaでは。。。
enaでは小4でも夏期講習を開講します。算数であれば基礎的な計算力の向上や、国語ならば正しい音読の仕方、問題文の解き方、漢字の覚え方などをミッチリ学習します。サマーキャンプに参加したり旅行に行ったりしても履修しやすいように前期と後期のどちらかをチョイスすればいいように設定してあります。是非、ご利用下さい。
□ 小学校5年生
☆この学年、日本では。。。
5年生の夏は「受験か否か」で、その過ごし方が大きく違ってきます。受験をしない生徒でも、難しくなる算数の総復習のために夏期講習だけ塾に通ったり、中学進学を考えての英語の準備を始めたりします。受験する生徒であれば夏期講習に通い、受験レベルでの基礎力育成、応用問題を解くための発想力を身につけ始めます。実際この時期にうまく流れを作れた生徒であれば、難関校合格率は圧倒的に高いといえます。
☆現地校に通う、いずれ帰国を考えている生徒は。。。
受験を考えている場合は何はともあれ夏期講習に参加し、受験レベルでの基礎力が完成するようにして下さい。あわせて、受験までの計画を親子でじっくりと練り、学校選びを念入りにして、弱点補強と得意分野を伸ばすこと。また、受験をしない生徒であれば、兎に角日本語能力が落ちていることを自覚し、その予防策を考えましょう。新聞が読めるように語彙を増やすことも大切です。また、算数のレベルも日本の5年生レベルになるように最低限のことはやっておきましょう。
☆enaでは。。。
受験科生には、日本国内の塾と変わらない「先取り・要点を絞った全分野復習」を夏期講習で行います。特に算数に関しては、受験する上でこの時期に是非完成させておきたい「正確かつ素早い計算処理能力」を徹底指導します。また、受験をしない生徒には、日本国内の補習塾で行われている教科書レベルの読解力の育成や、計算練習などを中心に、「基礎学力を維持するために不可欠な学習内容」を繰り返し練習させていきます。この後、応用レベルまでこなし、中学進学を念頭に置いた指導をしていきます。
□ 小学校6年生
☆この学年、日本では。。。
特に教育熱の高い日本の地域では、受験をするしないに関わらず、塾に通っていると言っていいでしょう。というのも、特に首都圏や大阪、静岡等の都市では公立中学進学後、「内申点がどれだけ取れるかで勝負が決まる」とまでいわれる公立高校入試準備が始まるからです。中1からの内申点が入試に直接影響することは希ですが、スタートで躓いた状態では、入試に必要な「中2の2学期からの内申点」を高く揃えることは難しいといえます。それ故、受験を考えていない6年生であってもできるだけ高い目標で学習するのです。また、中学受験を希望する生徒であれば、夏に頑張った生徒の希望校合格率は確実に高まります。逆に怠けた生徒は秋以降必ず苦戦するといっても過言ではないでしょう。
☆現地校に通う、いずれ帰国を考えている生徒は。。。
受験をしない生徒に関しては、国語の力を向上させて下さい。国語は全ての教科の土台ともなります。新聞を読みこなせるだけの語彙力をつけたり、中学進学後に要求されていく記述力を伸ばすため作文を書いたりして、日本語文章になれていくことが大切です。受験生に関しては、帰国枠といえども入試レベルでの全分野において、少なくとも一通り理解し、暗記することが大切です。思考力は知識という土台があってこそ、成り立っているのです。また夏あたりから過去問に取り組み始めたり、実践力を意識しましょう。これらは中学受験だけではなく、進学後、大学受験までの勉強方法確立にもつながっていることを忘れないで下さい。
☆enaでは。。。
受験生は日本国内と互していけるような、先取りや要点を絞った全分野総復習を夏期講習で行います。算数に関しては「発想・図の利用・立式」などがパターン別に演習され、受験での得点源でもある「計算問題・一行問題」の完全演習を行います。国語も中2レベル相当までの記述問題を目標とし、指導します。受験しない生徒には教科書レベルを基本とし、読解力育成や作文指導、計算力アップから文章題まで、中学進学がスムーズに移行できるカリキュラムを用意しています。
□ 中学校1年生・中学校2年生
☆この学年、日本では。。。
公立高校の推薦を取るために、内申点向上の努力をしています。特に中2であれば加えて私立高校受験用の勉強を始める時期といっても良いでしょう。狙っている高校がある生徒は既に受験勉強に取り組んでいます。応用レベルの問題集や塾のテキストと学校の教科書のレベル差に気が付いている人は、それなりの準備をしているものです。高校受験には「早すぎるスタート」というものは存在しないのです。
☆現地校に通う、いずれ帰国を考えている生徒は。。。
高校受験を考えているにせよ、編入を考えているにせよ、普段は時間がとれない「広い範囲の復習」を考えるべきです。ケアレスミスも実力のうちと考え、これまでの学習範囲を完成させることです。国語の語彙力は、他の学年同様、全ての教科の土台となるので手が抜けませんし、さらに中学生ともなると語彙レベルは数段上がっています。漢字・ことわざ・故事成語・慣用句などは問題文の鍵となることも多いので、手が抜けません。記述力も英語の力と反比例して落ちていることに気づいて下さい。地道な努力をするしかない時期なのです。
☆enaでは。。。
普段の授業とリンクして、高校受験を目指すと決めている生徒に対しては中2で中学3年間の内容がほぼ終了するようにカリキュラムが組まれています。夏期講習もこれに準じて、入試を意識した内容になっています。受験をしない生徒に対しては苦手科目・苦手範囲の克服を目標に、基本問題演習の徹底を行います。いずれにしても秋からの学習をスムーズに移行させるための充実した夏を目指します。
□ 中学校3年生
☆この学年、日本では。。。
難関校志望者であれば、ひたすら入試問題をベースとした「実戦訓練」が中心となります。夏期講習はもちろんのこと、勉強合宿まで参加する生徒が多くいます。夏を征するものは受験を征するとまで言われるくらいですから、ここまでクラブ活動で忙しかった生徒も本気になる時期です。
☆現地校に通う、いずれ帰国を考えている生徒は。。。
受験をしないということであっても、高校での学習内容を考えれば中学校3年間のまとめを是非しておいて下さい。編入を希望するにしても、SATやTOEFLの勉強を始めるにしても役に立つことばかりです。受験をする場合は、日本の受験生と同じことをしなければなりません。帰国枠と言ってもほとんどの高校受験の場合は一般受験と同じ問題を解かなければならないからです。私立高校志望の場合は過去問で傾向と対策を練りましょう。公立高校志望の場合は教科書レベルの問題は全教科・全範囲でケアレスミスがない状態にしておきましょう。
☆enaでは。。。
受験生に対しては25日間の夏期講習を用意しています。実践力育成を目指したテスト演習と、テーマ別の授業とで難関校校合格に必要なだけの応用力完成を目指します。受験をしない生徒に対しても、普段の生活ではなかなか手の回らない中1・中2の復習や、秋以降の先取りをします。
□ 高校生
編入を考えている場合はまず学校を調べて下さい。高校によって編入試験方法は様々ですが、学力試験を課すのであれば、教科書レベルは必須です。英語に関しては日本の文法用語に目を通しておきましょう。国語の読解問題準備として、毎日、新聞に目を通すこと。知識がない状態では小論文を書くことは出来ません。アメリカの大学を考えている人はそろそろSATやTOEFLの準備をした方がいいでしょう。
enaの夏期講習では数Tのまとめと小論文入門講座を行います。enaの高校生クラスは9月が新学期ですから、試しに通ってみてみるというのも一つの方法です。
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