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他塾留学編

はじめの頃は楽しかった塾も、最近はマンネリ気味。そんな人には講習だけ他の塾に通ってメリハリをつけるのも効果的です。

Q 1 塾を探す前にやっておいた方が良いことは何ですか?

Q 2 受験学年になると、塾をかけ持ちした方がよいのですか?

Q 3 講習カリキュラムって、どんなものがあるの?

Q 4 日程や時間割で注意することは?

Q 5 カリキュラム以外に確認しておくことは?

Q 6 やはり自宅から近い方が良いのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q 1 塾を探す前にやっておいた方が良いことは何ですか?

A 1

 あえて他塾の講習似通うのですから、まず講習中に「やるべきこと」をピックアップして、明確な目標を立てておく必要があります。過去の模擬試験などをもう一度やり直してみて、教科ごとに自分の得意・不得意な単元を洗い出しておきましょう。

 やるべき事は、不得意科目の克服、得意分野の伸展、応用力育成、基礎学力の徹底など多岐に渡りますが、これに優先順位をつけて下さい。新たに塾を探すときは、この優先順位に従って条件が合うかどうかを判断材料にすればいいわけです。

 これは、普段は補習校にしか通っていなくて、講習だけ塾に通うというケースの場合も同じです。場合によっては、補習校ではテストがなかったり、宿題がなかったりといったこともあるようですから、自分の持っている教材(テストなど)で実力をチェックしておきましょう。

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Q 2 受験学年になると、塾をかけ持ちした方がよいのですか?

A 2

 複数の塾に並行して通うことは、精神的にも時間的にも負担が大きすぎて、かえって成績を下げてしまうケースが多いようです。これは英語学習にも同じことが言えます。チューターをつけて「学校生活英語」の学習と塾で行う「日本の学校英文法」を同時進行で行うと、子どもによっては混乱を招いているようです。もともと現地校と日本の勉強との両立を強いられているわけですから、それに上乗せして負担を与えているわけです。吸収力がよい生徒であればこなせますが、理解するのに時間がかかる生徒であれば逆効果。

 しかし、かけもちしたほうが良い結果に結びつくこともあります。例えば、今通っている塾の講習内容が総復習なら、志望校別特訓授業など応用的なオプション講座を別の塾で受けてみるというケースです。また学力に不安があり、基礎的な内容をじっくりとやりたいというのなら、講習のかけ持ちよりも塾と家庭教師の併用がオススメ。通常授業でも塾での復習を家庭教師に見てもらって、定着率を上げるということです。enaワシントンDCの講習では講習前期と講習後期のカリキュラムは全く同じですから、2回受けるという手もあります。

 このような組合せによって、勉強にメリハリがつけられるのも夏休みならではのメリットです。

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Q 3 講習カリキュラムって、どんなものがあるの?

A 3

 夏期講習のカリキュラムは、大きく分けて次の3パターンです。

 (1)通年カリキュラムから完全に切り離しているもの
 (2)通年カリキュラムに含まれているもの
 (3)別々のカリキュラムを並行して実施するもの。

 一番多いのは(1)のタイプ。1日1単元完結方式で、これまでの総復習+実力アップ(若干の未習範囲を含むことが多い)が授業内容です。これは普通、通年カリキュラムと別枠になっていますから、講習だけ別の塾に通う人にとっては好都合です。

 (2)は時間帯を変えただけで、内容的には通年のカリキュラムを消化していくというもの。深いところまで突っ込んだ授業ですが、年間を通して塾に通っている生徒を対象としていますので、講習だけ参加したいという生徒には不向きでしょう。

 (3)は午前や午後に(1)のような夏期講習独自の授業を行い、夜には(2)のような通年カリキュラムを消化するタイプ。塾生の負担を考えて、講習部分の授業時間や内容が軽めになっているのが特徴です。日中には塾の講習、夜は自分で勉強したいという生徒には適した形といえます。

 enaワシントンDCでは、選抜科=(2)のタイプ、本科=(1)に近いと思います。

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Q 4 日程や時間割で注意することは?

A 4

 ポイントになるのは、期間によって教科の偏りがないかどうかです。

 例えば講習の前半10日間を英・国の集中授業、その後にお盆休みと勉強合宿(日本ではもうメジャーですね)をはさみ、後半の10日間で数をというパターンでは、前半でやった内容を夏休み後期までしっかり覚えていられるかどうかには疑問が残ります。

 全教科をバランスよく勉強していける塾の方が、学習効果は高いといえます。もちろん、単科受講を出来る塾であれば、こうしたことは自由に組合せできるわけです。

 ちなみにenaワシントンDCでは単科履修が可能ですので、様々な組合せが出来ます。

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Q 5 カリキュラム以外に確認しておくことは?

A 5 

 夏期講習の授業は、多くの塾で通常授業と比べると密度の濃いものとなっています。しかも進むスピードは速いため、途中、何となく分からないところがあっても、ついつい見過ごしたり、放置したままになりがちです。

 そこで重要なのが、塾側のフォロー体制がしっかりしているかどうか。例えば質問は気軽に出来る雰囲気を持っているか。塾に早めに来たときに個別に見てもらえる体制があるか。自習室の完備も見過ごせません。こうしたものを、あらかじめ用意してある塾なら安心です。

 特に小学生の場合、中学生や高校生のように自分で計画的に勉強するのが辛い面もありますので、自習という形で半強制的に勉強させてくれる塾がベターでしょう。(enaワシントンDCの受験学年夏期講習はまさに、このパターンです)

 また、旅行や病気で休む場合、どういったフォローをしてくれるのかも確認しておいて下さい。「休むのは本人の勝手だから、塾は何もしない」というのでは、あまりにも無責任。後日個別に指導したり、他のクラスで授業が受けられるなどのフォローは塾としてはむしろ当たり前のことです。(ちなみにenaワシントンDCでは、課題を郵送したりE−MAILでおくったりしています。これは通常授業でも同じです。)

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Q 6 やはり自宅から近い方が良いのでしょうか?

A 6

 安全面や精神面・肉体的負担を考えると、出来るだけ自宅から近い塾に通うのが理想ですが、夏休みは時間的に余裕がありますので、近くによい塾がなかったり、今通っている塾や補習校に不満があるようなら、夏期講習の間だけ少し遠くの塾に通って様子を見るということも可能です。

 アメリカの場合、お父様の出張を利用してNYやLAの塾に通う生徒もいます。もちろん、一時帰国を利用して、日本の夏期講習で刺激を受けてくるという生徒もいます。

 日本国内であれば、講習だけと割り切り通塾時間が90分から120分の遠い場所でも構いませんが、その塾が気に入れば秋以降も通うことを考慮すると片道60分以内にとどめておく方が無難でしょう。この程度なら、子どもにとってもさほど負担にならないはずです。遠くの塾に通う場合は、長期日程でスケジュールが組まれていると心身共に付かれてしまいますので、講習期間がなるべく短い集中型の講習や、1回完結型の講習がオススメです。

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